読書感想ブログ

読んだ本の紹介ブログです

2022-01-01から1年間の記事一覧

No.24「探偵ガリレオ」

今回は誰もが知ってる東野圭吾の「探偵ガリレオ」を読みました。ブックオフで100円で売っていたところを鑑みると、時の移ろう様を感じます(哀)。 ガリレオ先生と呼ばれる湯川は大学で科学を専攻とした准教授です。大学で同級生だった草薙という刑事がいる…

番外編「蜂の巣の作り方」

本日は本の紹介を一旦お休みして、興味深かったネタを書こうと思います。 先日子ども科学電話相談を拝聴していたとき、こんな質問を聞きました。 「蜂の巣は何で出来てるんですか?」 専門家の方はアシナガバチを例にあげ、木から噛み砕いた繊維と唾液を混ぜ…

No.23「オペラ座の怪人」

今回の一冊はガストン・ルルー不朽の名作、「オペラ座の怪人」です。何度も映画化されている不屈の物語ですが、映画や舞台は所々脚色されているということもあり、原作とは少し内容が異なります。昔の西欧文学ならではの私的な表現が盛り沢山だったので、現…

No.22「「顧客消滅」時代のマーケティング」

今回は小阪裕司さんの著書、「「顧客消滅」時代のマーケティング ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方」です。2021年に発行された本で、このコロナ禍で生き残る会社とそうでない会社、ビジネスの新たな形を解説しています。人の潮流が減った今、企業は…

No.21「伊達政宗 旅情大悟の巻」

山岡荘八による「伊達政宗」いよいよ最終巻です。 家康が死んだ後、いよいよ悟りの境地に達したかに見えた政宗ですが、徳川幕府のぐらつきを目の当たりにして、またも野心を蘇ってしまいます。何故何度も繰り返してしまうのかと思われがちですが、この悟りと…

No.20「伊達政宗 平和戦略の巻」

久々に読みました、「伊達政宗」第7巻です。 スペインの大艦隊が最早存在しないと理解した政宗ですが、甥の松平忠輝の暴走は止まりません。大阪の陣は豊臣方敗北と決まった今、政宗はどのような答えを導き出すのでしょうか? 夏の陣では味方撃ちなどあったも…

No.19「帰ってきたヒトラー 下」

前回に引き続き「帰ってきたヒトラー」のレビューをしたいと思います。今回は下巻です。 前回私はヒトラーがドイツを再びナチズムに陥れるのではないかという予想をしましたが、話の終着点は全くといっていいほど穏やかでした。 過激な演説をしたヒトラーは…

No.18「帰ってきたヒトラー 上」

今回の一冊はティムール・ヴェルメシュによる「帰ってきたヒトラー」を紹介したいと思います。翻訳は森内薫さんによるものです。 本ストーリーは現代のドイツに何故か蘇ったヒトラーがモノマネ芸人として世に再び登場する、というものです。正直、現代のドイ…

No17「赤毛のアン」

今日の一冊はルーシー・モード・モンゴメリによる不朽の名作「赤毛のアン」です。カナダのグリーンゲイブルズを舞台に、1人の少女の人生を描いた物語です。 作者のモンゴメリは赤毛のアンを書き上げた当初、出版社に持ち込みをしていたそうですが全て断られ…

No.16「下町ロケット」

今回の一冊は人気作家、池井戸潤先生による一冊、「下町ロケット」です。 池井戸先生といえば「鉄の骨」や半沢直樹シリーズの原作である「オレたち花のバブル組」などが有名ですね。数々の賞を受賞されている先生ですが当人曰く、受賞を目的に書いているわけ…

No.15「伊達政宗 大阪攻めの巻」

「伊達政宗」第六巻です。ついに始まってしまった大坂の陣。政宗は世界を股にかけた壮大な作戦を決行するのですが、果たしてうまくいくのでしょうか? 政宗は忠輝ではなく家臣の支倉常長とソテロを乗せて出港させます。彼らの任務はスペインの大艦隊を日本に…

No.14「伊達政宗 蒼穹の鷹の巻」

さて、ソクラテスの弁明から一転して伊達政宗シリーズの続きです。 今回の「伊達政宗」第5巻では、徳川家に仕える一武将、伊達政宗としての人生が描かれています。海外進出を夢見て政宗は南蛮船の建造を進めるのですが、これが大きな波乱を呼ぶことになるの…

No.13「ソクラテスの弁明」

今回は「伊達政宗」シリーズを一旦お休みして、岸見一郎先生の「ソクラテスの弁明」を紹介したいと思います。 岸見先生は大学で講師を勤めている方です。専門の哲学の他に、アドラー心理学を研究しており、著書、「嫌われる勇気」にも岸見先生が執筆に携わっ…

No.12「伊達政宗 黄金日本島の巻」

伊達政宗シリーズ第4巻の「黄金日本島の巻」です。 政宗は家康に対して並々ならぬ対抗心を燃やしていましたが、政宗の策略はお見通しと言わんばかりに、家康はその上をいきます。 関ヶ原の戦いの折、政宗は天下の混乱に乗じて東北に一気を勃発させ、伊達家の…

No.11「伊達政宗 夢は醍醐の巻」

山岡荘八による、「伊達政宗」第三巻です。 秀吉が太閤として隆盛を極めたのも束の間、関白秀次が謀反の疑いで処刑されてしまいます。ところが秀吉は政宗が関白を唆したとして、政宗にも謀反の嫌疑をかけます。 実は裏で糸をひいていたのは石田三成。伊達の…

No.10「伊達政宗 人取られの巻」

引き続き、山岡荘八の「伊達政宗」第2巻を紹介したいと思います。 さて伊達政宗、親父殿の死を乗り越えて、大名として益々脂が乗るばかりです。芦名、相馬、佐竹を同時に相手しつつも、余りある智謀をもって相手を出し抜き、遂には芦名が支配する黒川を攻め…

No.9「伊達政宗 朝明けの巻」

今回の一冊は山岡荘八先生の、「伊達政宗 朝明けの巻」です。 山岡先生は戦前、戦後に活躍した文豪で、伊達政宗の他にも徳川家康や織田信長の歴史小説を手掛けた、歴史小説家の第一人者です。 本シリーズは全8巻で構成されており、本書は政宗生誕から二本松…

No.8「『心の時代』にモノを売る方法」

今回の一冊は小阪裕司さんの、「『心の時代』にモノを売る方法 変わりゆく消費者の欲求とビジネスの未来」です。 小阪裕司さんは九州大学の客員教授を勤めている方ですが、ビジネスに関するセミナーを度々開いており、自身のオンラインサロンでは幾人もの経…

No.7「嫌われる勇気」

今回は岸見一郎先生、古賀史健先生の合作、「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」をご紹介します。 本書は心理学の3大巨頭であるアドラーの心理学を古代ギリシャ哲学的な対話形式で説明した本です。現代人の悩みなどを具体例に挙げているので、…

No6.「『商品のモノマネ』のルール」

今回は辻本希世士弁護士の特許に関する一冊を紹介します。 辻本弁護士は特許事務所を一家で経営されている筋金入の特許専門家です。 特許とは要は高度な技術を発明した人に与えられるご褒美のようなもので、一定の期間では独占的に販売していいよというもの…

No.5「人生の99%は思い込み 〜支配された人生から脱却するための心理学〜」

今回の一冊は鈴木敏昭先生の「人生の99%は思い込み」です。 鈴木先生は京都大学院で教育学を専攻し、現在は四国大学で教授を務めている方です。 人生は決して運などに作用されるものではなく、全てあなた自身の手で作り出しているものなのです。 本書による…

No.4「忍びの国」

引き続き和田竜先生の作品である「忍びの国」をご紹介したいと思います。 本作は織田信雄による伊賀攻めをテーマにした歴史小説です。伊賀は信長の二次攻めによって最終的に支配されるのですが、信雄による一次攻めでは撃退に成功しています。 伊賀は少数の…

No.3「のぼうの城」後編

「のぼうの城 下」では忍城の戦いの初戦から終戦までを描いています。主に成田家の防衛成功、三成の水攻め、そして最後の攻城戦の3つです。 緒戦は成田家の正木丹波守、柴崎和泉守、酒巻靱負の三将が各々の軍略を発揮したまさに戦国時代を象徴するような戦い…

No.2「のぼうの城」前編

今回ご紹介するのは、和田竜先生の「のぼうの城」です。 和田先生は「村上水軍の娘」や「忍びの国」など他にも戦国時代をテーマにした小説を手掛けています。 本作は小田原征伐の激戦区、忍城の戦いを描いたものです。攻め手の石田三成、守り手の成田長親(…

No.1「40歳からの記憶術 想起力で差をつける」

皆さんはじめまして。zizzyと申します。本ブログでは私が読んだ本をポイントごとにまとめ、随所感想を加えながら紹介していくというブログです。今回はなぜこのブログを書こうと思ったか、その理由となった一冊をご紹介したいと思います。本日紹介するのは …